本のソムリエの「一日一冊:今日の名言」

本のソムリエが、名言クイズの答えを解説。

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東芝の経営者は利益の増大を至上命令としていました

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「今日の名言」は・・・

東芝の経営者は利益を増やすことを
 目的として原発事業に投資し、
 投資家の信頼をつなぎ止めるために
 利益の増大を至上命令としていました。
 結果として、利益が絶対だとする
 「思い込み」が招いた結末は
 惨憺たるものでした(p3)


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■まだ決算ができていない東芝ですが、
 パソコン事業、半導体事業で
 利益の水増しをしていたことが
 わかっています。


 パソコンについては、
 製造委託先にパソコンを
 売ったことにして
 架空利益を計上。


 半導体では在庫の資産価値を
 水増しして利益を
 増やしています。

 

■つまり、東芝の経営陣は、
 会計上の利益を出すために
 粉飾決算を行いつつ、
 不確実な巨額投資を行った。


 その結果、粉飾と投資失敗が表面化し、
 最も期待できる半導体部門を
 売り払うことになってしまったのです。


 本来、経営者は厳しい状況だからこそ
 事実と向き合い、危機感を従業員と共有して
 危機に対応してほしかった。

 


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