本のソムリエの「一日一冊:今日の名言」

本のソムリエが、名言クイズの答えを解説。

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毎日、ちがう相手なのに、だれもがわたしに張り手をやってきます。

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「今日の名言クイズ」の答えは・・・

・行司が「はっけよーい、残った」と言った瞬間に、
 わたしのを思いきり張ってくるのです。
 次の日も張ってきます。
 また次の日も、張ってきます。
 毎日、ちがう相手なのに、だれもが
 わたしに張り手をやってきます。
 同じところを何回も張られるので傷となって、
 に膿みができてしまいました(p54)


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■大相撲には「注射」という
 システムがあるらしい。

 

 言い換えれば、無気力相撲、
 談合、八百長、互助会・・。

 

 つまり、相撲もプロレスのように
 必ずしも本気で戦っている
 わけではないといういうことです。

 

■プロレスは興行ですし、
 本気でやったら死ぬ可能性もあるので、
 手加減しているのは当然のことでしょう。

 

 興行は地方を周るのですから、
 怪我をしたり死んだら
 次の興行ができません。

 

 よく考えれば、体が大きく
 鍛えられた力士が戦う相撲は、
 プロレスより厳しい競技なのかもしれません。

 

■そのため、「注射」というシステムで
 お互いにケガしない程度に戦うのが
 現役を長く続ける秘訣。

 

 もし、「注射」に賛同しない人には、
 「貼り手」「かち上げ(肘打ち)」を
 集中させて「制裁」すればいいのです。

 

 集中的に「貼り手」をされていた
 若乃花は「注射」を断った
 ということなのでしょうか。

 


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