「今日の名言」は・・・
・ドイツについて、自国の勢力拡大だけを
考えた強欲非道ぶりは「本当にひどい」
と思う一方、官民が一丸となって
富国強兵を進めるその努力には、
感服せざるを得ないのです(p110)
「論語と算盤(下)」渋沢栄一、致知出版社
【私の評価】★★★☆☆(78点)
■90年前の当時のドイツは、
1914-1918の第一次世界大戦の敗戦から
立ち上がろうとしていた時期です。
ワイマール共和制下で
ナチスがだんだんと勢力を
拡大しようとしていました。
渋沢栄一は欧米諸国の
自国の勢力を拡大しようという
強欲さについて
強く批判しているのです。
■国家運営についても
「論語と算盤」という理想を持っている
渋沢栄一にとって
第一次世界大戦は意外だったのでしょう。
文明国であるはずのヨーロッパ諸国が、
戦争によって自滅し、
互いに傷つけ合っているという現実。
その強欲非道について納得はしないが、
国家としての富国強兵を進める
ドイツの強さは認めざるをえなかったのです。
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