本のソムリエの「一日一冊:今日の名言」

本のソムリエが、名言クイズの答えを解説。

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それぞれの設備が正常に機能する期間で償却

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「今日の名言クイズ」の答えは・・・

・それぞれの設備が正常に機能する期間を
 見極めた「●●耐用年数」を定め、
 それにもとづいて償却している。
 税務上は「法定耐用年数」を用いるので
 減価償却費の計算が二本立てになって
 煩雑になると感じるかもしれない・・
 それぞれの設備が正常に機能する期間で
 償却計算をおこない、経営の実態に即したかたちで
 経費として計上することが重要となる(p96)


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■今日の名言クイズの答えは、
 「自主」です。

 

 稲盛さんは、会計とは、
 経営者に正しい数字を提供する
 仕組みであると考えています。

 

 つまり、どの会社でも税金を
 計算するための
 税務会計は行っている。

 

 しかし、経営者がリアルタイムで
 経営を行っていくためには、
 月次で現実を伝える管理会計が
 必要ということなのです。

 

■この減価償却費の例では、
 仮に法定償却年数が5年の設備があるとして
 実際には2年しか使用できないとすれば、
 2年で償却することが正しい。

 

 つまり、100万円の設備を
 法定の5年で償却する法定償却では、
 1年目は20万円が費用計上される。

 

 そして、2年目にその設備が損耗して
 交換しなくてはならなくなれば、
 いきなり残りの80万円が費用となるのです。

 

 つまり、1年目も2年目も50万円と考えるべきが、
 1年目20万円、2年目80万円になってしまう。

 

 1年目があたかも
 儲かっているように見えるので、
 経営を間違ってしまうのです。

 

 もちろん、正確な寿命が分からないときは、
 できるだけ短い償却年数とすることで、
 より厳しい経営を行うことが基本ですよ。

 


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