「今日の名言クイズ」の答えは・・・
・西郷には「上から目線」がある。
「世上一般に十人に七、八人までは小人」
などといった・・
この点、方谷は西郷より人物が大きいかもしれない。
いや少なくとも謙虚であった・・・
「世に小人なし。一切、衆生、みな愛すべし」
といって、戒めている(p179)
「日本史の内幕 - 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで」
磯田 道史、中央公論新社
【私の評価】★★★★★(90点)
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■山田方谷は、幕末、
備中松山藩(岡山県高梁市)で
収入の5倍の借金を返済し、
8年で同額の資産を築いた人です。
その手法は、借金の長期返済化
(債券放棄ではない)、
家計の公開、支出削減、産物ブランド化、
鉄への投資、米の備蓄、軍隊の整備などです。
■方谷も、世の中のほとんどは
小人と思っていたかもしれませんが、
それを公言しちゃおしめえよ、
ということがわかっていたのでしょう。
正直に話す人は、大物には
なれないのだと思います。
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