「今日の名言クイズ」の答えは・・・
・「常に空ける必要はないだろう。
普段はできるだけ水を貯めておいて、
大雨が来るのが分かってから減らせばいいじゃないか」・・
多目的ダム法に規定され制約を受けている・・
50年以上も前の社会状況下で作られた法律が、
21世紀の今のダム運用を規定しているのだ(p28)
「水力発電が日本を救うー今あるダムで年間2兆円超の電力を増やせる」 竹村 公太郎、東洋経済新報社
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■日本に多い多目的ダムでは、
洪水の多い期間に水位を低めに設定する方法、
または通年水位を低めに設定する方法が
主流になっています。
ごく一部では、予備放流方式として
大雨が予想されるときに水位を下げ、
洪水に備える方法もあります。
天気予報の精度が高くなっていますので、
天気予報に基づく水位の設定という
方法が合理的に聞こえます。
■ただし、西日本での大雨による
洪水の被害を考えると、
「天気予報でダムの運用を変える」ことで
洪水のときの批判リスクを負う
官僚がいるのでしょうか。
頭の良い官僚だったら、
法律を変えた後に、もし大洪水があったら
自分がマスコミに攻撃されることくらい
イメージできるのです。
頭が良い官僚は、
マスコミの実力を知っているがゆえに
国家全体のことを考えられないという
ジレンマに陥るのですね。
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水力発電が日本を救うー今あるダムで年間2兆円超の電力を増やせる
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竹村 公太郎
東洋経済新報社
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