「今日の名言クイズ」の答えは・・
・農業生産額に占める財政負担の割合は、アメリカの65%に比べて日本は27%と少ないから、日本の農業保護は小さいという主張・・第一に、これは日本の農業保護の方法が、財政による補助ではなく、関税に裏づけられた高い価格によるものだという特徴を、無視している・・・第二に・・低所得者層向けのフード・スタンプ(食料購入切符)の予算額は、アメリカ農務省予算の7割(p235)
「バターが買えない不都合な真実」山下 一仁、幻冬舎
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■農業の維持・振興は
国の安全保障上の重要事項であることは
だれでも同意することでしょう。
そして国家財政に余裕がなくなりつつあり、
国家間の貿易交渉が活発になっている今、
これまでの農業政策が
絶対的に正しくこのまま継続して
良いのかどうか考える時期に
来ているようです。
自民党、農協、農林水産省の主流派の主張は、
農業保護は不十分であり、
もっと農家を保護する必要がある
というものです。
■農業の保護の指標としては
OECDのPSE(生産者支持推定量)
という数値が参考になるらしい。
これは、農家に支払われる財政負担と
消費者の負担分である国内価格と国際価格との差に
生産量をかけた金額の合計です。
農家の総収入を100としたときの
農業PSEの比率は
2013年でアメリカ7.4%、EU19.8%、
日本は55.6%だという。
日本の農業の収入の半分は,
補助であるということなのです。
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