本のソムリエの「一日一冊:今日の名言」

本のソムリエが、名言クイズの答えを解説。

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朝青龍は手刀も懸賞金の受け取りも、右手でやるようになった・・・これは大鵬が注意したからだ

大相撲の不思議

「今日の名言クイズ」の答えは・・

・私は平成15(2003)年、横綱朝青龍が左手で懸賞金を受け取ることに異を唱えた。朝青龍が左利きだということは知っていたが、日本では「右は浄」「左は不浄」という概念がある・・左手で手刀を切って懸賞金を受け取り続けるのは、外国の伝統文化を舐めている。その歴史を舐めている。自分が身を置く伝統社会を舐めている。そう思った・・ある日突然、  朝青龍は手刀も懸賞金の受け取りも、右手でやるようになった・・・これは大鵬が注意したからだと、後から他から聞いた(p94)


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■私は誰が言ったかではなく、
 何を言ったかで判断することだが
 大事と考えていますが、
 それは理想であって、それが簡単に通るほど
 世の中は甘くありません。

 

 実際には、
 何を言ったかではなく
 誰が言ったかで判断されることが
 多いと言えるでしょう。

 

 上の言うことにはYes、
 下の言うことはNoという人は多いのです。
 それが自分のメリットを最大化するからです。

 

■実際に、上に対して正論を主張して、
 目の出ない人は多くいます。
 スポーツ選手でも、言いすぎて
 出場の機会さえ与えられない人もいます。

 

 

 完璧な人間がいないという事実を考えれば、
 能力の低い上司を批判しても
 上司はうれしくないでしょう。
 そうした上司を支えてあげるから
 上司も評価をしたくなる。

 

 頭の良い普通の人は、
 そうした現実に即した対応を
 しているわけです。

 

 仮に、自分の言うことを聞かないようであれば、
 誰に言ってもらえば言うことを聞くのか。
 そう考えたほうが簡単にうまくいく。
 それが現実です。

 


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