「今日の名言クイズ」の答えは・・・
・部下からの提案や、会議での発言に対し、
上司は、つい思いつきでものを言いがちだ・・
トヨタ流も「対案なしの反対」や
「思いつき発言」を嫌う(p57)
「なぜトヨタは人を育てるのがうまいのか」若松 義人、PHP研究所
【私の評価】★★★★☆(83点)
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■新しいことをやろうとすると、
必ず反対する人が出てくるものです。
なぜなら、新しいことをやると
だいたい失敗すると
分かるからです。
だから、否定的な人は、
その課題を羅列して反対する。
ただ、そうした課題は
事前に対応できるものもあれば、
やってみないと分からないものもある。
だからこそ、やる価値があるのですが、
実際にはそうした職場環境が
新しいことへの大きな壁になるのです。
■私の経験でも、極論を言って、
ダメ出しする人に
苦労したことがあります。
その人が考えてきた会議のテーマが
前回と同じで新鮮味がないため、
上司と相談したところ、
別の難しいテーマで
議論をすることになりました。
自分の準備していたテーマが
上司と私に否定され、
私がそれに乗っかったのが
よほど頭にきたのでしょうか。
会議のテーマを最終決定する段階でも
「そのテーマでは議論にならないんじゃないですか」、
「参加している人が、何を議論したらよいか迷うのでは」
と否定的な話ばかりします。
では代案として
何か良いテーマがあるのですか?
と問えば、持っていないのです。
■ただ、その人のモチベーションというか
自尊心を満たしてあげるために
その人の意見を採用してあげることも
選択肢の一つだったでしょう。
ただ、経営者として上司が決めたことですから、
いかにその難しいテーマの議論を
いかに有意義なものにするのか
一緒に考えたかった。
結局、その人は自分の意見ではないので
私は知りませんと、協力をまったくせず、
私一人で参加者への根回しや、
事前説明などを行うこととなり、
なんとか議論を形にすることができたのです。
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