「今日の名言クイズ」の答えは・・
・裁判の一審では、裁判官から「『ファンドなのだから、安ければ買うし、高ければ売るのは当たり前』と言うが、このような徹底した利益至上主義には慄然とせざるをえない」と、すべてのファンドの運営を否定するような言及までなされた(p130)
「生涯投資家」村上 世彰、文藝春秋
【私の評価】★★★★★(92点)
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■村上氏はニッポン放送の株式を買い占め
フジテレビ、産経新聞という
フジサンケイグループを敵に回し、
インサイダー取引で有罪となりました。
インサイダー取引の罪状は、
ホリエモンが「フジテレビの株がほしい」と
言った後にニッポン放送の株式を買ったというもの。
これからフジテレビを買い占めると言ったのではなく、
買いたいと言っただけなのです。
これだと、他社との打ち合わせで
「あの会社の株を買いたいんだけどな~」
という発言を聞いたら、その株を買うことは
インサイダー取引になるということになります。
これが事実なら恣意的な判決と考えられます。
■投資の基本は、安く買って
成長して高くなったら売る、
ということでしょう。
もちろん投資ですから
投資したものが価値が0(ゼロ)に
なってしまうリスクがあります。
ですから、リスクを考えて
短期で売ってしまう場合もあれば、
長期持ち続ける場合もある。
こうしたリスクは投資家が
負っていること、
「買いたい」と「買う」は違うことを
裁判官は理解できなかったのでしょう。
残念なことだと思います。
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