「今日の名言クイズ」の答えは・・
・松岡外相は三国同盟にあたり、期待したドイツによるイギリス上陸作戦と独ソの友好関係が破綻しつつあるにもかかわらず・・強引に同盟政策を進めた。なぜ松岡外相は国際政治のリアリズムを欠いたまま迷走したのだろうか・・・ドイツの巧妙な宣伝に乗せられていた(p167)
「消えたヤルタ密約緊急電―情報士官・小野寺信の孤独な戦い」岡部 伸
【私の評価】★★★★☆(87点)
[楽天ブックスで購入する]
■松岡外相はドイツのリッベントロップ外相とともに
日独伊同盟にソ連を入れて英米と戦うことを
考えていたと言われています。
ドイツのイギリス進攻は進まず、
劣勢となっていましたが、
ソ連が味方につけば勝てると考えたのです。
しかし、実際にはヒトラーの指導もあり
ドイツは独ソ不可侵条約を破棄し
ソ連に進攻します。
ドイツとすれば、
日本に東側からソ連を攻撃してほしいはずですが、
日本はアメリカに参戦し、
アメリカに対ドイツ参戦の理由を提供することになります。
なんでこんなことになってしまうのか。
■日本には日独伊三国同盟を破棄し、
中立を保つという選択肢も
あったはずです。
または、手薄となったソ連の
シベリアを攻撃する選択肢も
あったはずです。
しかし、日本は南進を選択し、
アメリカの石油禁輸を引き出し、
日米戦争という最悪の選択肢を
選ぶことになるのです。
なんでこんなことになってしまうのか。
もう少し研究していきたいと思います。
↓↓この名言に「なるほどね!」と思ったら
クリックをお願いします
いつも応援ありがとうございます
消えたヤルタ密約緊急電―情報士官・小野寺信の孤独な戦い (新潮選書)
posted with Amazonアソシエイト at 19.02.22
岡部 伸
新潮社
売り上げランキング: 288,770
新潮社
売り上げランキング: 288,770