「今日の名言クイズ」の答えは・・
・まだ育っていない鮪(しび)は海に流す。これが漁師の掟だ・・・同じように山になる柿の実も、熟していないうちは誰も取らない・・この国の者たちは皆、そうしてきた。しかし・・商人だけが目先の利にこだわり、『自分さえよければ、後は知るか』といった考えを持っている。それをあんたは変えようとしている(p232)
「江戸を造った男」伊東 潤、朝日新聞出版
【私の評価】★★★★☆(82点)
[楽天ブックスで購入する]
■日本の商売においては
比較的長期的視点で
信頼構築を重視する傾向があります。
この本によれば
元から日本の商売が信頼重視であった
わけではなく、長い商売の歴史の中で
信頼重視が最終的には儲かるという
経験則が共有されたのでしょう。
逆に相互利益を極度に重視する
あまり、一人勝ちすることへの
抵抗が大きいのかもしれません。
■一方で、今の漁業は、
ある程度ルールはあるものの
「自分さえよければよい」
という考え方に見えます。
そのため、
魚介類の資源は減少し、
漁獲高は減少傾向にあります。
各国で勝手に漁をしていますので、
国際的なルール作りが
必要なのでしょう。
↓↓この名言に「なるほどね!」と思ったら
クリックをお願いします
いつも応援ありがとうございます
江戸を造った男 (朝日文庫)
posted with Amazonアソシエイト at 19.06.25
伊東 潤
朝日新聞出版 (2018-10-05)
売り上げランキング: 30,967
朝日新聞出版 (2018-10-05)
売り上げランキング: 30,967