本のソムリエの「一日一冊:今日の名言」

本のソムリエが、名言クイズの答えを解説。

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捜査は現場指揮官である係長以下に任せて、管理官は大局的な状況把握に専念してほしい

警視庁捜査二課

「今日の名言クイズ」の答えは・・

・私は取り調べは自分が選んだ部下に任せました・・調べ室は警部補と巡査部長の「戦場」なのです・・「部下が頑張って、それでもダメならやめよう。諦めよう」といのが私のやり方でした。だから私の上に立つ管理官は、捜査の細かい推移に一喜一憂するべきではないし、そこは現場指揮官である係長以下に任せて、自分は大局的な状況把握に専念してほしい、というのが私の思いだったのです(p267)


警視庁捜査二課」萩生田 勝、講談社
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■管理官といえば『踊る大捜査線』で
 柳葉敏郎が演じていて偉い人という
 イメージがあります。

 

 実際の管理官は階級で言えば警視、
 キャリア組であれば20代で到達
 できるくらいの階級だという。

 

 つまり、若いキャリア組は
 管理官という大局的な判断をする
 立場で現場を学ぶのです。

 

■実際の捜査を行うのは係長、警部補、
 巡査部長といった現場叩き上げであり、
 実務を行なうのはノンキャリなのです。

 

 現場はノンキャリが押さえ、
 トップになる可能性のあるキャリアは
 その仕事がやりやすいように
 組織を支えていく。

 

 日本の一般企業の組織と近い考え方だと
 思いました。官僚的といえばそうでもあり、
 組織とはそういうものだと思います。

 


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