「今日の名言クイズ」の答えは・・・
・山口(多聞)は、この二つの海戦で、 南雲司令官に対し、三たび重要な提案を発信している。 その第一の発信はハワイ奇襲の時点である・・ 「第二次攻撃隊の準備完了」と打電し、そのための決断を南雲長官に迫ったのである。しかし、もともと、このハワイ作戦には反対であった南雲長官や草鹿参謀長は・・この山口の提案を無視し、一路日本への帰還を決定した・・・(p204)
「日本のリーダーにみる敗ける理由」新井 喜美夫、プレジデント社
【私の評価】★★★★☆(88点)
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■太平洋戦争では、いくつかの
謎があると言います。
例えば、なぜハワイ奇襲において
一次攻撃成功の後に、
二次攻撃を行わなかったのか。
ハワイ奇襲の目的がアメリカ軍の
動きを止めるためなのですから、
二次攻撃によって燃料タンクや
修理工場、通信施設を破壊することが
必要だったのです。
■そしてまた、なぜミッドウェー海戦では、
敵を発見との情報を受けたにもかかわらず、
ただちに出撃しなかったのか。
魚雷だろうが、陸上爆弾だろうが、
戦艦や空母に直撃させれば、
相手に被害を与えることはできるのです。
なぜか日本軍は陸上爆弾を魚雷に切り替えを決断し、
その作業のために時間を浪費。
出発準備が完了した時点で敵機の攻撃を受け、
空母四隻を失うことになったのです。
■実は、これは謎というよりも、
その答えは簡単で、司令官が
南雲忠一であったというのが
著者の結論です。
このような無能な人を国家の命運を左右する
戦いの司令官という地位に就かせてしまう
大日本帝国海軍という組織の
問題だとしているのです。
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日本のリーダーにみる敗ける理由
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