「今日の名言クイズ」の答えは・・
・上に立つ者が下に従う者から賄賂などをもらっては、政道が成り立たない。たとえしばらくの間はばれなくても、「天知る、地知る、我知る、人知る」のだから、いつかは表沙汰になって天罰を受けるだろう(p143)
「石田梅岩『都鄙問答』」石田梅岩、致知出版社
【私の評価】★★★☆☆(70点)
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■文脈からすると、江戸時代は
地位の高いものが、低いものから
金を受けとって配慮してあげるという
ことが普通に行われていたようです。
侍が下々から礼金を取る。
領地を管理する庄屋が百姓から
礼金を受け取る。
こうしたことを石田梅岩は
いけないことであるとして答えているので、
表立ってはいないものの、
こうした賄賂は普通だったのでしょう。
■また、いけないこととしては、
品質の低い商品を品質の高い商品の
値段で売ってはいけない、
分量をごまかしてはいけない、
と書いてあります。
ということは、そうした商行為が
江戸時代にはよく行われていた
ということなのでしょう。
江戸時代は、こうした商行為に
ついて、何が正しいのか、
何が商売をよくするのか
明確になっていなかったのかも
しれません。
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