本のソムリエの「一日一冊:今日の名言」

本のソムリエが、名言クイズの答えを解説。

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合併症を医療ミスとして扱われてしまったら、外科医は手術ができなくなってしまいます

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「今日の名言」は・・・

・どんなに腕のいい外科医であろうと、
 合併症の起きる可能性は常にあるのです。
 合併症を医療ミスとして扱われてしまったら、
 外科医は手術ができなくなってしまいます(p132)


外科医の腕は何で決まるのか がん手術のすべてがわかる」羽鳥 隆、幻冬舎
【私の評価】★★★☆☆(78点)

 

■すい臓の手術の5年生存率は
 せいぜい30%程度と
 非常に難しい病気です。

 

 また、手術をしても
 半分くらいは合併症に苦しみ、
 数%の人は手術で死んでしまいます。

 

 こうした中で医療ミスを
 見分けるのは非常に困難です。

 

■もちろん医師によって
 合併症の確率が30%と60%と
 違うことがあるかもしれない。

 

 手術の種類や患者の年齢など
 いろいろな条件がありますので
 数値だけでは判断できません。

 

 しかし、最近は医療ミスではないかと
 訴訟を起こされることもありますので、
 医師もやりにくい職業となってきましたね。


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