「今日の名言クイズ」の答えは・・・
・最もよくあるパターンのひとつが、
製造業者が、扱う資格のない代理業者に
余剰品を売ることだ。本来の顧客に
原価ぎりぎりで売っている製造業者にとって、
こうした不正取引は重要な
プロフィットセンターとなる(p307)
「だまされて。―涙のメイド・イン・チャイナ」
ポール ミドラー、東洋経済新報社
【私の評価】★★★★★(93点)
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■中国の製造業にとって、
もっとも高いハードルは
製品を作ったことのない自分に
外国企業にパートナーとして
認めてもらうのかということです。
作った経験がないのに、
その商品を作れると
信じてもらわなくてはならない。
そのために中国の製造工場は
やれることは何でもします。
■まず、アメリカで売られている
中国の同業者が作った商品を
手に入れて自社のショールームに置く。
バイヤーの視察の時だけ、
商品を作っている演技をする。
製造原価で売る、
つまり儲けなしで
契約を結ぶ。
■契約を結び、商品を製造することが
できるようになったら、
あとは利益を確保するために
何でもします。
材料を変える。
厚さを薄くする。
量を減らす。
商品を横流しする。
隠れて他の業者と取引する。
値上げを要求する。
■中国は日本のボイラーメーカーに
中国での製造を強制し、
ノウハウを吸収したら
後は自分で作っています。
新幹線もその技術で輸出をしないと
約束したのにもかかわらず、
中国の改良した技術だとして
輸出しようとしています。
これは不思議なことでもなんでもなく、
どこの中国の製造業で同じことが
起こっているのです。
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