「今日の名言クイズ」の答えは・・
・セメントと水との化学反応(水和反応)は・・理論上セメント質量の約1/4程度(23~25%)の水があれば十分であるが、それでは練り混ぜたときに固すぎて、ポンプ車で押すこともできず、型枠の中にコンクリートを打ち込むことができない。現在のコンクリートは・・セメントの大体半分程度水を用いている・・水はコンクリート劣化を引き起こさせるフィクサーのような役割に変わるのである(p71)
「コンクリート崩壊 危機にどう備えるか」溝渕 利明、PHP研究所
【私の評価】★★★☆☆(72点)
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■コンクリートの品質管理の注意点は、
決められた比率でセメントと水などが
混合されているのかということです。
よくある不正は、コンクリートの
流動性を高めるために水を多く
入れるというもの。コンクリートの
強度が低下してしまいます。
そのため現場では大きな工事では
単位水量の試験を行い、
水の量を計測しています。
■また、スランプ値といって
コンクリートの円柱がどれくらい
崩れるか数値で管理しています。
現場からすれば、
コンクリートが柔らかい
(スランプ値が大きい)
ほうが流動性が高くなり、
打ち込みが容易になります。
そのため水を入れてしまう人も
いるようなのですが、本来であれば
輸送時間を短くするとか、
フライアッシュを入れるなどにより
流動性を高めるのが王道なのでしょう。
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