「今日の名言クイズ」の答えは・・
・ソクラテスが生きていた当時、世の中は相対主義が優勢だった。つまり『正義なんて国は人によって変わるのだから絶対的に正しいものなんてない』という考え方が流行っていた時代だった・・・そこへソクラテスがやってきて、『いやいや、絶対的な正しさ、正義は存在するのだ』と強く訴えかけ・・・当時の風潮からすれば、少々暑苦しい説教話であり、結局、権力者疎まれたソクラテスは無実の罪で投獄され、最終的には死刑となってしまう(p248)
「正義の教室 善く生きるための哲学入門」飲茶、ダイヤモンド社
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■ソクラテスは当時、賢者と呼ばれた
人たちに会って質問を繰り返し、
当然ながらすべてを知っている人は
いないことを明らかにしました。
当時の賢者をして「知らないことを
知っていると思い込んでいる人々」
と定義し、自分はそれを
知っていると主張したのです。
これでは当時の賢者の人たちは
不快に思うでしょう。
■ソクラテスが死刑となったことは、
「できれば敵は作らないほうがよい」
ということを教えていると思います。
だれもが不完全であり成長途上
なのです。それを捕まえて議論し、
「あなたは自分の無知を知っていない」
などと論破してどうなるのでしょうか。
人は不完全なものであるがゆえに、
感情的なものであるがゆえに
正論を振りまわすソクラテスを
恨んだのでしょう。
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