本のソムリエの「一日一冊:今日の名言」

本のソムリエが、名言クイズの答えを解説。

MENU

民間で事業に取り組んでいるところに、常にリターン度外視のお金をぶち込んで破壊する支援政策

地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

「今日の名言クイズ」の答えは・・

・民間で事業に取り組んでいるところに、常にリターン度外視のお金をぶち込んで破壊する支援政策をどう超えるか、僕らは考えていかなくてはいかなかった(p265)


地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門
木下 斉、ダイヤモンド社
【私の評価】★★★★★(96点)
[楽天ブックスで購入する]

 

■民間の事業に国のお金が入ると
 自由市場を歪められ、民間企業は
 大きな悪影響を受けます。

 

 例えば、地デジを普及させるために
 政府がエコポイント制度を作ったことで
 いったいどうなったのか。

 

 エコポイントが補助金となることで
 薄型テレビ需要が増加し、
 メーカーは生産力を増強します。

 

 そしてエコポイントが終了したら、
 国内需要は半減し、国内メーカーは
 苦境に陥りました。特に投資額の
 大きかったシャープは破綻しました。

 

■また電力業界でもヨーロッパで
 電気料金が倍になる原因となった
 再生可能エネルギー買取制度が
 導入されました。

 

 ヨーロッパで失敗と言われた制度が
 日本に導入された理由は不明ですが、
 結果として高額かつ不安定電源である
 太陽光と風力が増え続け、日本の
 電気料金は上がり続けることになりました。

 

 いずれヨーロッパのように
 電気料金は2倍に近づいていくとともに、
 電力系統が不安定となりブラックアウトが
 発生する可能性は高まっていきます。

 

 そして再生可能エネルギー買取制度が
 終了すれば、再エネを建設してきた会社も
 仕事がなくなり、破綻するところも
 出てくることになるのでしょう。

 


↓↓この名言に「なるほどね!」と思ったら
クリックをお願いします
ブログランキング第2位

いつも応援ありがとうございます

 

 

地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門
木下 斉
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 5,628


続きを本ナビで読む