「今日の名言クイズ」の答えは・・
・安倍首相は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加を提唱したが、補助金にまみれた日本の農業セクターの再編成を、TPP交渉を使って加速させたいという希望が、参加理由のひとつではなかったのかとささやかれている。皮肉なのは、アメリカの農業セクターも補助金にまみれていたことだ(p373)
「世界に分断と対立を撒き散らす経済の罠」
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■一時、議論が進んだTPP
(環太平洋パートナーシップ協定)
ですが、アメリカの離脱で話題に
ならなくなっています。
そもそもTPPの目的が、
中国包囲網の形成だけでなく、
農業の再編にあったのではないかと
推察されます。
日本の農業保護は関税が中心ですが、
アメリカの農業保護は農家への
直接補助金を支払うというもの。
TPPにより農産物への関税を下げれば
アメリカのように農家への補助金に
移行することになるのです。
■関税による農業保護は
日本人が関税のかかった高い値段の
農産物を買うことになります。
反対に農家への直接補助金では
関税がないので農産物の価格は
低いままで流通することになります。
私としては農産物の値段が
下がるほうが良いと思うのですが
どうでしょうか。
そもそも農業のGDPは5兆円。
政府の農業関係予算が2兆円強。
これはどういうことなのでしょうか。
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